高配当株で月10万円ぐらいもらって日々の生活の足しにしたい。趣味に使えるお金を増やして人生を充実させたい。
とぼんやり思ってみたものの
- なんだか難しそう
- どの株をどうやって買えばいいの
- いくらぐらいお金が必要なの
と疑問に思う人は多いと思います。
結論から言うと高配当株で配当金を月10万円受け取るには約3000万円必要です。（配当利回り4％の場合）
3000万円を配当利回り4％で運用すると年間配当金が120万円になります。
そこから20％税金が引かれますが一般的なサラリーマンなら確定申告で配当控除を活用すれば5〜15％分は戻ってくるので受け取れる配当金が年間102〜114万円となり、月にすると約10万円となります。
配当利回り4％は非現実的な利回りではありません。
日本株はとても割安なので配当利回り4％以上の株はゴロゴロ転がっています。
私は2014年から日本株投資を開始して、現在では高配当株を中心に約１5００万円分保有しています。受け取り配当金は約５０万円で含み益も２５０万円ほどあります。
「日本人が日本株を買って日本を盛り上げよう！」をコンセプトにブログを書いています。
これから日本高配当株投資を始める人のお役に立てる記事を書きたいと思っています。
この記事では高配当株で配当金を月に10万円手に入れようと考えている筆者の戦略についてお伝えします。
記事の目次
配当金とは究極の不労所得
株式投資の配当金とは、企業が得た利益の一部をオーナーである株主に分配する（還元する）お金のことです。
「権利確定日」の2営業日前、「権利付き最終日」までに株を保有していれば、株主名簿に記録されて、保有株数に応じた配当金を受け取れます。
2022年については以下のとおりです。
ただし、配当金は企業の判断で分配されるため、必ず受取れるとは限りません。企業に利益があっても分配されないケースや、利益がなくても分配されるケースもあります。
配当金は究極の不労所得であり、イソップ童話の金のニワトリと金の卵に例えられます。
余談ですが当サイトもこの金のニワトリと金の卵の童話からサイト名をつけています。
受け取る配当金で生活費を賄える状況を配当金生活やFIRE「Financial Independence, Retire Early」と呼びます。
高配当株投資の特徴（メリットや注意点）
高配当株投資のメリット
高配当株投資は以下のようなメリットがあります。
- 現金収入が得られる
- 株価と違って未来の予定が立てやすい
- 完全な不労所得
- 元本も配当金も増える可能性がある
【メリット1】現金収入が得られる
高配当株投資はキャッシュフロー（現金収入）を得るための投資法です。資産の拡大を目的としたインデックス投資とは明確に異なります。
もちろん高配当株投資においても配当金が多くもらえてさらに値上がりしそうな株を選ぶよう努力しますが、資産拡大の効率性ではインデックス投資（指数に連動する投資信託のこと）が勝ります。
一方インデックス投資は現金化するためには途中で売却する必要があります。
資産拡大を目的とするインデックス投資では途中で売却することは資産拡大のスピードを遅くしてしまう弊害があります。
そこで私はキャッシュフローを目的とした高配当株投資と資産拡大を目的としたインデックス投資を区別して同時並行していくことにしています。
高配当株は日々の生活を豊かにするためのキャッシュフローが目的、インデックス投資は将来の目的のための資産形成と位置付けるのが良いでしょう。
【メリット2】株価と違って未来の予定が立てやすい
株価は変動が激しく、1年先の株価を当てることは誰にもできません。
それに比べて配当金は株価ほど変動しないため計算が立てやすく、受け取れる金額を計算してポートフォリオ（銘柄群）を組むことができます。
【メリット3】完全な不労所得
株式の配当金は株を持っているだけで入ってくる完全な不労所得です。
同じ不労所得として不動産投資の賃料もありますが、不動産投資は物件を買った後もメンテナンス等が必要なので完全な不労所得ではありません。
株式に配当金は買ったらあとは何もしなくても自動的に配当金が入ってくるので完全な不労所得といえます。
不労所得、なんとも素敵な言葉です（笑）
【メリット4】元本も配当金も増える可能性がある
優良かつ割安な株を選ぶことができれば、いずれ業績向上と割安さの是正による株価の値上がりと増配を両取りできるダブルハッピーの状況になります。
値上がりと増配の両方を得られる可能性があるのも高配当株投資の大きな魅力です。
高配当株投資家として値上がりと増配の両取りほど嬉しい事はありません。頑張ったことが報われる瞬間です。
高配当株投資の注意点
魅力たっぷりな高配当株投資にも以下のような注意点があります。
- 分散投資が必須
- 短期間で大きく増やす投資法ではない
- 預貯金や債券のように元本が保証されていない
【注意点1】分散投資が必須
高配当株投資ではどんなに有望だと思う株であっても集中投資はやめましょう。
どんな株であっても将来どうなるかを当てることは誰にもできません。
かつて優良高配当株といわれていた東京電力ですら、東日本大震災によって大きな株価下落と、今にも続く無配の状況に陥っています。
東京電力に集中投資していた投資家が大損害を受けたことは間違いありません。
このような不測の事態が起こることに備えて、どんなに惚れ込んだ株であっても集中投資は避けましょう。
余談ですが私の父も東京電力の件で泣いていました
【注意点2】短期間で大きく増やす投資法ではない
高配当株投資は配当金によるキャッシュフロー（現金収入）を目的とした投資手法であり、値上がり益によって短期間で何倍にもできる方法ではありません。
短期間で大きな利益を狙うには特定の株に集中して投資する必要があります。
分散投資が大前提の高配当株投資には明らかに向いていません。
一撃必殺なら小型成長株に集中投資が必要です。臆病な私は精神的に耐えられません。
【注意点3】預貯金や債権のように元本が保証されていない
株式は預貯金や債券と違って元本が保証されておらず、値動きが大きい資産です。
高配当株投資は比較的安定した値動きになる傾向がありますが、相場全体が下落する場面では大きく値下がりすることもあります。
絶対に元本割れしたくない人や、値下がりが心配で夜も眠れなくなるような人には株式投資は向いていません。
一時も元本割れしたくない人に株式投資は不向きです。
配当金月10万円を得るためには約3000万円必要
冒頭で説明したように高配当株で月10万円得るためには配当利回り4％で計算して約3０００万円の資金が目安になります。
もっと高い配当利回りで運用すればより少ない資金で月10万円を達成することができますが配当利回りの高すぎる株には注意が必要です。
配当利回りの高すぎる株には以下のような注意点があります。
- 特別配当等によって短期的に配当利回りが高くなっている
- 業績の悪化が見込まれて株価が下がり、結果的に配当利回りが高くなっている
- 稼いでいる利益以上の配当を出している
配当利回りの高すぎる株全てが危険なわけではありませんが、配当利回りが5％を超えているような株は配当利回りに持続性があるか慎重に分析する必要があります。
さまざまな株に分散投資して総合的にみて4％ほどの利回りに落ち着かせるのが無難です。
3000万円貯金してから投資するよりも今から毎月コツコツ投資する方がいい
3000万円貯金するには年間１００万円貯金するにしても30年かかります。
預貯金はほとんど利息がつかないため福利（利息に利息が付くこと）のメリットをほとんど活かすことができず、目標金額の達成まで長い時間がかかってしまします。
また、預貯金の利率はインフレ（物価の上昇）に負けてしまうので、30年後の預貯金3０００万円は今の3000万円よりも価値が低くなっている可能性が高いです。
私は今から毎月コツコツと投資を始めていくことをおすすめしたいです。
株式は一般的にインフレに強く福利で増えていく特徴があります。
値上がりが年3％、配当利回り4％を再投資するとして毎月10万円、ボーナスで２０万円を積み立てていくと約12〜13年で3000万円に到達できます。
また、早い段階から始めることで徐々に投資に慣れていくことができます。
投資は早く始めるほど福利の力で有利になっていきます。
ここでは毎月10万円という少々ハードルの高い積立額を設定していますが、固定費の見直しをすることによって生活の質をほとんど変えずに毎月3〜5万円の投資資金を捻出することができます。
ポイントサイトのハピタスを利用した固定費削減はこちら
さらに副業で毎月5万円を稼ぐことは頑張れば誰でもできるので、固定費見直しと副業で毎月10万円の投資資金を生み出すことは可能です。
目標に達するまで配当金は再投資
このサイトでは配当金月10万円で投資額3000万円を目標としていますが、目標金額は人それぞれです。
自分の目標とする金額に達するまで配当金を再投資することによって目標金額に達する期間を短縮することができます。
受け取った配当金は、投資している株の中で値下がりしている株や、配当利回りの高くなっている株に優先的に再投資して、受け取れる配当金を加速度的に増やしていきましょう。
目標金額に達するまでは使いたい気持ちをグッとこらえます。
ドルコスト平均法で時間と投資資金を分散させよう
毎月一定額をコツコツ積み立てることをドルコスト平均法といいます。
ドルコスト平均法のメリットは時間と資金を分散し、リスクを軽減させることです。また、株価の変動があまり気にならなくなるという精神的なメリットがあります。
高配当株投資にもドルコスト平均法は有効
ドルコスト平均法はインデックス投資（指数に連動する投資信託）における王道の投資法ですが、高配当株投資においても有効です。
- 株価の変動がさほど気にならない
- 買うタイミングに悩まなくていい
- 投資資金計画が立てやすい
- 少しずつ増えていく配当金で高配当株投資の喜びと楽しさが実感できる
特に株価の変動があまり気にならず精神的に安定するのが個人投資家にとっては大きなメリットです。
買うタイミングを図ることは時間や労力がかかる割に思いどおりの株価で買えるケースは少ないので投資タイミングを考えなくていい投資法をおすすめします。
買うタイミングに悩まず、浮いた時間で趣味や勉強を充実させよう！
投資候補株の探し方
高配当株投資の候補株は値上がりと増配の両取りが狙える株を全力で探します。
私が有望な株を探すのに注目している点は以下のとおりです。
- 割安なこと
- ROEが高い
- 営業利益率が高い
- 財務が健全
- 業績が安定している
- 増配傾向
- 事業の将来性
これらの条件をできるだけ多く満たす20以上の銘柄に分散投資します。
どれだけ厳選してもすべての株で値上がりと増配の量取りができることはありません。
複数銘柄で構成されたポートフォリオ（銘柄群）のうち、いくつかの株で値上がりと増配の両取りができれば、その他は株価も配当もヨコヨコ（現状どおり）でいいと考えています。
有望な高配当株の探し方についてはこちらの記事で解説しています。
銘柄選びにおける注意点
高配当株投資において必敗法といえる銘柄選択方法があります。
それは配当利回りランキング上位の株を適当に買うことです。
配当利回りランキング上位の株は以下のような株が多数含まれています。
- 近年の特需で業績が著しく改善して高い配当を出している
- 特別配当を出している
- 稼いだ利益以上の配当を出している
いずれのケースも高い配当利回りに持続性がなくいずれ減配と共に大きな株価下落に見舞われる可能性が高いです。
配当利回りランキング上位の株の中にもきらりと光る優良株が含まれていることもあります。
配当利回りが高いからといってよく調べずに投資せず、それぞれの株についてしっかりと調べてから投資に値するか判断しましょう。
株を買うタイミングについて
高配当株は相場の暴落を待って買えればラッキーですが、話はそう上手くいきません。
私は相場の暴落を待たずに欲しい株があれば購入します。
理由は以下のとおりです。
- 暴落がいつ来るか読めないし待ちきれなくてストレスが溜まる
- 暴落を待っている間に値上がりしてしまうこともある
- 暴落が来たからといって狙っている株が必ず値下がりするとは限らない
私は欲しい株が見つかると暴落まで待てないタイプなので毎月コツコツ積み立てるスタイルをとっています。
そのうえで暴落が来た場合は予備資金を投入して欲しい株を追加で購入することにしています。
暴落時に適切な株を適切な量を冷静に見極めて買うのは難しいです。
普段は毎月コツコツ積立し、相場の暴落時には追加で購入するのが最も精神的に安定します。
高配当株の買い時についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
高配当株の買い時はいつ？暴落を待たなくていい3つの条件について解説
高配当株投資の準備
ここからは高配当株積立投資を始めるにあたっての準備について解説します。
auカブコム証券を口座開設しよう
株式投資をするには証券会社の口座を作らなければいけません。
当サイトではauカブコム証券をおすすめしています。
- プチ株（単元未満株）を毎月自動的に積み立ててくれるプレミアム積立が超便利
- Pontaポイントでプチ株が買える
- 投資信託のクレカ積立ができる
- 2022年1月から米国個別株にも対応し、銘柄数も増加中
auカブコム証券の最もおすすめするポイントは、設定した金額分のプチ株を毎月自動的に積み立ててくれるプレミアム積立ができることです。
これまででも述べてきたように自動的に積み立てることは以下のようなメリットがあります。
- 株価の変動が気にならない
- 買うタイミングに悩まなくていい
- 投資資金計画が立てやすい
- 少しずつ増えていく配当金で高配当株投資の喜びと楽しさが実感できる
毎月の積立銘柄と金額だけ設定したらあとは自動的にコツコツ積み立ててくれます。
買うタイミングを考えるのに使う時間を浮かして勉強や趣味に使いましょう！
auカブコム証券のプレミアム積立についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【現代の富の倉庫】おすすめの証券会社auカブコム証券について
配当金専用銀行口座を作ろう
証券口座と並行して高配当株投資専用の銀行口座を作りましょう。auカブコム証券を使う場合は同じ系列のauじぶん銀行が便利です。
通常証券口座から銀行口座に出金する場合は手数料がかかりますが、auカブコム証券からauじぶん銀行であれば手数料無料で出金できます。
また、auカブコム証券とauじぶん銀行を連携させると普通預金金利が0.1%にアップします。大手金融機関の普通預金金利が0.001%（2022年7月現在）なので100倍の金利がつくことになります。
auじぶん銀行以外の銀行口座を使う場合はネットバンキングに対応した銀行口座を使うことをおすすめします。
auカブコム証券はネット証券なのでネットバンキングに対応した銀行と相性が良いです。
auカブコム証券の口座開設はお得なポイントサイトを経由しよう
ここまでの記事を読んでいただき、「よし、auカブコム証券でプレミアム積立を始めるぞ！早速公式サイトから口座開設しよう」と思った方、ちょっとお待ちください。
auカブコム証券の口座開設はポイントサイトを経由して行うことでお得になります。
ポイントサイトとは【完全無料で登録できて現金に交換可能なポイントがもらえる】
ポイントサイトは広告主からポイントサイトに支払われる広告料が一部利用者に還元されるお得な仕組みです。
広告主は顧客を紹介してもらえる、ポイントサイトは広告費が入る、利用者はポイントがもらえるという、まさに三方良しが成立している仕組みです。
ポイントサイトの登録は完全無料で５分ほどで完了する簡単なものです。
また、もらえるポイントは現金をはじめ様々なポイントに交換可能となっておりとても使いやすいです。
以下では私が主に利用しているポイントサイトのハピタスを紹介します。
ハピタス【案件豊富で高還元、会員ランクを上げると各種ポイントの還元率が上がるポイントサイト】
ハピタスは2007年から運営されている登録者数約300万人で業界最大手級のポイントサイトです。
ハピタスの特徴は以下のとおりです。
- 大手企業のサービスや有名ショップ3000件以上と案件が豊富
- 1ポイント1円でわかりやすい
- ポイント有効期限なし
- 300ポイントから交換可能で交換手数料無料
- お買い物安心保証付き
- 会員ランクを上げると還元率がさらにお得に
例えばauカブコム証券をハピタス経由で登録し、初回取引をするだけでハピタスのポイントが8500ポイントもらえます。（2022年7月現在）
証券口座だけでなく、ネットショッピングや旅行サイト、クレジットカード作成といった様々なケースでハピタスを経由することでポイントをもらうことができます。
ネットで買い物やサービスを利用する際は、事前にハピタスに案件がないか確認することをお勧めします。
世の中知っているだけで得することは多々ありますが、ポイントサイトはその典型です。
まとめ
配当金は究極の不労所得です。
月3万円配当金を得ることができれば生活の質が明らかに変わります。
高配当株投資のメリットと注意点
高配当株投資のメリットと注意点は以下のとおり
- 現金収入が得られる
- 株価と違って未来の予定が立てやすい
- 完全な不労所得
- 元本も配当金も増える可能性がある
- 短期間で大きく増やす投資法ではない
- 値動きが大きくリスクは高い
- 預貯金や債権のように元本が保証されていない
配当金月3万円を得るには約1000万円必要
高配当株投資で月3万円配当金を得るには約1000万円必要です。
1000万円貯めてから始めるよりも今から少しずつ始めるのが投資の勉強にもなるのでおすすめです。
有望な高配当株の探し方
高配当株投資で銘柄選択をする際は値上がりと増配の両取りができそうな株を全力で探しましょう。
私が基準としているのは以下のとおり
- 割安なこと
- ROEが高い
- 営業利益率が高い
- 財務が健全
- 業績が安定している
- 増配傾向
- 事業の将来性
これらの条件をできるだけ多く満たした株を20銘柄以上分散投資します。
いくら良い株と思っても少数の株に集中投資するのはやめましょう。
証券口座はプレミアム積立ができるauカブコム証券で
高配当株の買付はauカブコム証券のプレミアム積立を利用しましょう。
手数料無料で毎月設定した金額の株を自動的に買い付けてくれます。
毎月自動積立はドルコスト平均法によって株価の変動があまり気にならなくなることと、余計な感情を排除できるので心穏やかに投資を続けることができます。
証券口座を作る際はポイントサイトのハピタスを利用する
auカブコム証券はポイントサイトを経由してお得に口座開設しましょう。
この記事では業界大手でポイント高還元なハピタスを紹介しています。
ハピタスは完全無料ですぐに登録可能です。
まずは始めてみましょう！
投資は早く始めるほど福利（利息に利息が付くこと）の効果でリターンも大きくなります。
この記事で説明した方法なら少額から始められるので、気になっている人はこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。
私の記事が少しでも参考になれば幸いです。
今日が一番若い日です。新しいことに挑戦するのは早ければ早いほど良いです。今すぐ始めましょう！
